公益財団法人富山県文化振興財団採用情報

舞台運営業務の一日

HALL WORKS

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Q.舞台運営(ホール担当)とはどのような仕事ですか?

財団が管理している施設の一つに文化ホール(劇場)があります。「舞台運営業務」はこのホールで催しをされる方々への舞台運営サポートや舞台演出に使用する機器や舞台装置の設営・操作・撤去、機器や施設のメンテナンスなどを行っています。
今回は仕事の流れのモデルケースをご紹介します。

利用打合せ

お客様の演出希望をヒアリングする

事前にホールを利用されるお客様と打合せを行います。
リハーサルや本番進行などのタイムスケジュールの確認や、照明・音響などの演出希望をお聞きします。また、舞台演出について、自らの知識を活かして、お客様に提案をすることもあります。

プラン

打合せの内容を具体化する

打合せをもとに、舞台装置の配置、照明や音響のプラン作成をします。
照明の位置や必要なマイクの本数・種類、ひな壇などの舞台装置の高さなど、お客様のご希望を汲み取りながら機材の配置を記した図面を作成します。
この図面を「仕込み図」と呼んでおり、本番前の準備作業である「仕込み」に必要不可欠です。
プランを他のスタッフにも共有したり、本番中に自分が照明変化のタイミングやマイクのオン・オフなどを確認したりするために、「キューシート」と呼んでいる資料も作成します。

仕込み

照明やマイクなどの設営をする

本番前の準備である「仕込み」を行います。催事によって演出内容が異なるため、催事ごとに仕込みを行います。「仕込み図」をもとに他のスタッフと協力しながら、照明機材を吊り込んだり、マイクの準備やひな壇を組んでいきます。

調整作業

プランに合わせて機器を調整する

仕込みが終わったらそれぞれのセクションで調整を行います。 スピーカーから出る音の音量調整や、正常に音が出るかを確認する「サウンドチェック」、ライトを当てたい場所に合わせる「シュート」と呼んでいる作業などを行います。

リハーサル

催事の流れを確認し、機器などの調整をする

準備がすべて終了すると、「リハーサル」を行います。本番へ向けて演出やタイミングを確認していきます。調整や修正などが必要になる場合もあり、臨機応変に対応することが求められます。

本番

緊張感を持って本番に挑む

いよいよ本番です。リハーサルで確認した内容を頭に浮かべながら本番の照明や音響操作、舞台進行を行います。出演者の方々の安全にも配慮しながら催事を進めていきます。

バラシ

安全に気を付けて舞台をリセットする

催事ごとに要望や舞台の仕様が違うため、一度舞台の上や照明、音響の片付けをして、舞台をまっさらな状態にします。これを私たちは「バラシ」と呼んでいます。次に使われる方が気持ちよく使っていただけるよう、機材の整理整頓や掃除を行います。

Q.催事のない日は何をするのですか?

照明や音響機器のメンテナンスをしたり、消耗品の在庫管理、その他ホール施設に関する問い合わせの対応、イベント企画の補助などをおこなっています。

Q.どのような服装をすれば良いですか?

財団よりポロシャツや安全靴などの作業衣服が支給されます。舞台スタッフは目立ってはいけないので、上下黒色でなければなりません。

Q.未経験者でもできますか?

ホール担当職員のほとんどが業界未経験者です。舞台の用語から機器の使い方、仕事の流れまで、実際の催事運営業務に就きながら、先輩職員と一緒に経験していきます。催事のない日には「できなかったこと」を先輩と一緒にトレーニングしている職員もいます。

Q.勤務シフトはどのようなものですか?

ホールの利用日程や催事内容に応じて、4週間ごとに勤務シフトが決まります。 ホール催事は休日に開催されることが多いため、原則土日祝日は勤務日となります。