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歌麿、北斎、若冲、蕭伯、秋暉…江戸絵画の奇才たち 魅惑の摘水軒コレクション
歌麿、北斎、若冲、蕭伯、秋暉…江戸絵画の奇才たち 魅惑の摘水軒コレクション
2024年9月14日(土) ~ 2024年11月10日(日)
豊かな文化が大きく花ひらいた江戸時代。約260年続いた太平の世の中で、人々の暮らしは大きく変化しました。美術の世界でも、武家の社会を後ろだてとした御用絵師たちが活躍する一方、経済的にうるおった町人社会では、生命力にあふれた新しい表現が次々と生まれました。多彩な文化が、武士と庶民、それぞれの社会で豊かに育まれていったのです。

今回の展覧会では、千葉県柏市の摘水軒記念文化振興財団の所蔵作品100点を紹介します。江戸時代、水戸街道に面して旧柏村に開設された私塾(文化サロン)「摘翠軒(てきすいけん)」で交友のあった知識人や文人墨客が残した作品をはじまりとする摘水軒コレクションには、岡本秋暉(おかもとしゅうき)をはじめ、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)、鈴木春信(すずきはるのぶ)、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)、歌川広重(うたがわひろしげ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)など、江戸期の著名な絵師たちの作品がそろっています。

この貴重なコレクションが首都圏以外でまとまって公開されるのは、初めての機会となります。江戸時代を代表する肉筆浮世絵のはじまりから黄金期に至るまで、さらに多彩な表現の広がりを見せる花鳥画など、奇才たちの競演をご堪能ください。

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卒寿記念・人間国宝 鈴木藏の志野展
卒寿記念・人間国宝 鈴木藏の志野展
2024年11月22日(金) ~ 2025年1月19日(日)
日本を代表する陶芸家、鈴木藏(すずきおさむ・1934年岐阜県生まれ)は、重要無形文化財「志野(しの)」の保持者(人間国宝)です。鈴木藏は、多治見市の丸幸陶苑に勤務する父の助手として働く中で、本格的にやきものづくりの道へと進むことになります。薪窯(まきがま)でしか焼けないとされていた「志野」にガス窯で挑戦し、自然への畏敬の念を重んじ、伝統を大切にした中から独自の作陶スタイルを確立していきます。「志野には日本人の美意識の独特さと素晴らしさがある」と語る鈴木藏。作品をつくるなら「新しくて、力強いもの」という姿勢を崩さず今日まで取り組んできました。

会期中の2024年12月に卒寿を迎えるのを機に、初期から最新作までの作品を一堂に展示します。古典の大切さに自らの美意識を映し出した独自性に富んだ作品を展示し、鈴木藏の軌跡と“今”を紹介します。

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