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美を謳う 中島千波の世界
2019年5月23日(木) 〜2019年7月7日(日)
富山テレビ放送開局50周年記念
富山県水墨美術館開館20周年記念


 日本画の革新に真摯に取り組み続けている画家・中島千波(1945年長野県生まれ、東京在住)の画業を紹介する展覧会を開催します。
 中島千波は第二次世界大戦後の激変する社会に反応し、現代的な欧米絵画の影響を受け、「窓」(1969年)に代表される初期作品を描きます。1970年代には人物の内面や感情を描いた「衆生」連作が高い評価を得て、現在の「在existence」に至るまで人間存在の探求をライフワークとして≪人物画≫の大作に挑み続けています。また1980年代からは樹木花、1990年代からは雄大な山にも取り組み、日本各地の樹齢を重ねた古木の桜や世界の名山を訪ねる旅を重ね、桜や山の≪肖像画≫として屏風絵の制作発表を続けて、今日、桜を描く画家としても最も著名です。そして華麗な花々と愛らしい玩具を組み合わせて描く≪静物画≫は、画家自身が最も楽しみながら紡ぎだす夢の世界といえるでしょう。
 本展では、日本画であり続けながら伝統に安住せず、常に新しい時代の表現を求めて実験と革新を推し進め、独創的な美の世界を謳い続ける中島千波の50年余に及ぶ画業をたどり、代表作の数々を紹介します。

前期:5月23日(木)~6月16日(日)
後期:6月18日(火)~7月7日(日)
富山県水墨美術館開館20周年記念 夏の美術館へようこそ 幽霊と地獄
2019年7月26日(金) 〜2019年9月1日(日)
 人間はむかしから、「生」と背中あわせにある「死」と向かい合ってきました。そして、のがれることのできない不安や恐怖を心に抱きながら、これらの気持ちを、妖怪や幽霊、地獄のような異界の情景に造形化してきました。
 日本では、千年以上も前、仏教が伝来した時から死後の世界観がさまざまに論じられてきました。脈々と語り継がれ、そして描き継がれてきた地獄絵は実に個性豊かです。一方、幽霊もまた仏教の説話により誕生したといわれます。芝居などにも度々登場し、この世に想いを残した亡者が描かれた幽霊画は、多彩な姿で現代に伝わっています。
 これらは、目には見えない力や祈りや想いを、伝え、守り、感じるものであるといえるでしょう。この展覧会では、幽霊や地獄の表現が、どのように受け入れられ、戒めや教えとして受け継がれてきたかを紹介します。
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