イベント情報
TAD アートレクチャー
「TADアート・レクチャー」は、アーティスト、研究者など、さまざまな角度で作品の魅力に迫る機会を「提供していきます。今まで知らなかった意外な事実や作品の見どころが深まる機会です。
演題：「肖像画は生き残れるか」
講師：雪山 行二 富山県美術館 館長
日時：令和3年12月18日(土) 午後2時～
会場：富山県美術館3階ホール
(定員50名程度／聴講無料／事前申込み不要・先着順)
講師よりメッセージ
世界で最初に肖像画を描いたのは誰か。
プリニウスの『博物誌』によれば、それは古代ギリシャのコリントスに住
む、恋する一人の娘であったという。彼女は恋人が旅に出るという時、別
離の悲しみに耐えかね、ランプの光で壁の上に映し出された彼の顔の影を
なぞって、せめてその面影をとどめようとしたという。
この伝説の真意はともかく、人は連綿と肖像画を描いてきた。特にヨーロ
ッパでは中世末以降著しい発展を示し、レンブラント、ベラスケス、ゴヤ
のような巨匠を生んだ。しかし、19世紀後半に入ると写真の登場にともな
って急速に衰退の傾向を示し、その役割も以前とは大きく異なるものとな
った。
肖像画に未来はあるのか。肖像画とは何かということを考えてみたい。
- 催事名
- TAD アートレクチャー
- 開催日
- 2021年12月18日（土）
- 開催時間
- 14:00～(約60分)
- 会場
- 富山県美術館3階ホール
- 問い合わせ先
- 076-431-2711
- Arts-Navi取扱
- 無
- 友の会特典
- 無