
富山県民会館分館金岡邸は、300年の歴史をもつ富山売薬業に関する資料を中心に、薬業全般にわたる多くの資料が保存展示され、国内でもまれな薬業資料の館です。
富山県民会館分館金岡邸は、300年の歴史をもつ富山売薬業に関する資料を中心に、薬業全般にわたる多くの資料が保存展示され、国内でもまれな薬業資料の館です。
母屋部分は、明治初期の薬種商金岡薬店をできるだけ忠実に復元したものです。
薬種商は、売薬業者に売薬原料を加工し、供給することを主な仕事とし、当時、富山市内には30軒ほどありましたが、この店鋪は往時を偲ぶ現存する唯一のものです。
豪壮な新屋は、ヒノキの薫りがあふれる静寂な空間。
伝統的木造建築の特徴が生かされた総檜造りの建物で、豪壮で格調の高い折上げ格天井の座敷を有しています。
明治天皇がご休憩された名園を眺めながら、お茶会等の文化催事が楽しめます。
迎賓の場として建てられた格式高い新屋。
深い緑にかこまれ、大正ロマンの雰囲気あふれる静かなたたずまいとなっています。
万延元年(1860)の薬たんすは、当時の様子をそのまま伝え、富山のくすり売りの歴史が感じられます。